よくあるご質問

よくあるご質問

消火装置について

ダンパー復旧装置とはどんな役目をするのですか、どんな時に使うのですか
二酸化炭素消火設備は室内の二酸化炭素の濃度を上げて窒息消火させます(1部冷却効果もあり)。従って室内にダンパー等があり室内に放出したガスを外に逃がしたのでは消火効果はありません。そこで炭酸ガス消火設備には放射するガスの1部をダンパーに付いているエアーシリンダーに送ってダンパーを放射と同時に閉じます。復旧装置はその閉じたダンパーを元に戻すものです。
起動用圧力チャンバ-とはどの様なものですか
圧力チャンバーは一定容量の圧力タンクで中には空気が入っておりその空気の圧縮性を利用して配管内の圧力を安定させ、一定に保つものです、消火用水が使用されますと圧力チャンバー内の圧力が低下し圧力チャンバーに取り付けられた、圧力スイッチが働きポンプを稼動させます。
副受信機とはどんな役目をするものですか、またベルを止められるのですか?
副受信機は受信機のある場所以外の場所で火災の位置表示および警報を鳴らす為のものです。ベルを止める機能はありません。
スプリンクラー設備の閉鎖型と開放型は何処が違うのですか
閉鎖型のスプリンクラーヘッドは一般にスプリンクラーヘッドの先端にヒュージブルメタル(易溶性合金)が設けられており、所定の温度(72℃、96℃等でメタルが溶けノズルを閉鎖状態から開放され消火用水が放出される構造となっています、開放型は手動起動弁を開いて一定個数同時に放出します。
2号消火栓と普通の屋内消火栓は何処が違うのですか
通常の消火栓はホースを伸ばしノズルを1人が持って他の1人が消火栓バルブを開けることになり、最低2人操作となりますが、2号消火栓の場合殆どはゴムのホースがホースリールに巻きつけてありますので、消火栓の元バルブを開いてノズルを持ちホースを伸ばして、ノズル先にあるストップバルブを開け、放射すると言うように1人操作が可能なことが1番の特徴です。ただノズルの吐出流量も普通の消火栓は130L毎分ですが2号消火栓は60L毎分と少なく、ホース長さも30mに対し20mと短く1基あたりの防護水平距離も25mに対して2号消火栓は15mと小さくなっています。
初田製作所標準品のY型ストレーナーの標準のメッシュはいくらですか
標準のY型ストレーナーはパンチングメタルを使っていますので、メッシュの番手はありません。ストレーナーのパンチング径は1.5Φです、また穴面積は配管口径の約3倍です。(50A~150A)
減水警報とは何のことですか
設備により異なりますのでハッキリしませんが、消火水槽の減水警報と思われます。消火水槽の水が所定量より何らかの理由で減ると警報を発し補給を促すものです。
フリーズセーフは希釈して使用できますか
フリーズセーフは100%で使用して所定の温度(-10℃)まで凍結しない性能となっています。希釈して使用することはできません。またスプリンクラー設備又は感知ヘッド等に使用する場合はアキュムレーター(型式MU70-500)と同時に御使用下さい。
駐車場に付いているフォームヘッドの感知ヘッドとはどのようなものですか、また、一斉開放弁とはどの様な機能があるのですか
感知ヘッドは閉鎖型のスプリンクラーと同様で火災を感知すると一斉開放弁を起動させます。一斉開放弁はバランス弁の構造になっおり、感知ヘッドが水を放出すると、バランス弁の2次側(下流側)の圧力が下がり弁が開きます。すると一斉開放弁の2次側に接続されたフォームヘッドの配管に泡水溶液が流れます。
火災警報器が何らかの理由で鳴動した場合総合盤でベルを止められますか
止められません。総合盤は発信は出来ますが、ベルを止めるのは受信機です。受信機のあるところに行ってください。
手動起動装置とはどのようなものですか?
手動起動装置は感知ヘッドと同じ感知ラインに設置された手動で開く弁です、弁の2次側は排水されるようになっています。従って手動弁を開とすると感知ヘッドが火を感知したのと同じで、感知ラインの圧力が下がり一斉開放弁がはたらきます。
防護板とはどんなはたらきをするのですか?
閉鎖型スプリンクラーヘッドが、開放型の飾り天井等でダクト・配管等の散水障害(熱感知障害)※を防ぐために、傘の役割で使う防護板です。 ※散水障害(熱感知障害)とは、天井上部設置ヘッドが熱を感知し、散水した場合、ダクト・配管等の下部に設けたヘッドに水がかかり、下部ヘッドの熱感知に対し、受熱低下が起こることをいいます。
ガス充満表示灯とはどのようなものですか
ガス充満表示灯は消火ガスがその区画に放出されたことを示す表示です。二酸化炭素ガスが充満している区画に人が入らないように表示しています。作動は放出区画の消火ガス配管中に圧力スイッチが設けられており、消火用ガスが送られてくると圧力スイッチが作動し充満表示灯が点灯します。
病院のCT室向けに消火設備を検討したいのですが、高価な機械であるため2次被害のない消火設備を提案してください。
不活性ガス消火設備(1G-541)をお勧めいたします。詳しくは最寄の営業所にお問い合わせください。
一斉開放弁の1次側ポンプまでの構造はどうなっているのですか
泡原液混合装置(プロポーショナー)以外は、スプリンクラー設備、消火栓設備と変わりません。
二酸化炭素消火設備の起動用ガス容器とはどんな機能を持つものですか
二酸化炭素消火設備の選択弁(放出する区画を特定する弁)、及び消火用二酸化炭素を収納した容器(ボンベ)の容器弁はガス圧作動になっています。起動用ガス容器は選択弁毎に設けられており、出火した区画の感知器が作動すると制御盤を通して、その区画の起動容器の起動用ガスが放出され、その区画の選択弁を開くと同時に消火用ガス容器の弁をその区画に必要なだけひらきます。
プロポーショナーとはどのようなものですか、また泡消火薬剤貯蔵槽とはどのようなものですか
プロポーショナーとは、泡消火薬剤混合装置といわれ、泡消火薬剤を一定濃度で水に混合させるための装置です。泡消火薬剤は、その希釈濃度により3%型(容量パーセントで水97、薬剤3)、6%型(容量パーセントで水94、薬剤6)があり、このプロポーショナーにより水と所定の濃度に混合され泡水溶液になります。この泡水溶液がフォームヘッドなどの泡放出口から泡として放出されます。

混合方式により
1.プレッシャープロポーショナー方式
2.ポンププロポーショナー方式
3.ラインプロポーショナー方式
4.プレッシャーサイドプロポーショナー方式等があります。

泡消火薬剤貯蔵槽は泡水溶液を作るために必要な泡消火薬剤を貯蔵しておく貯蔵タンクです。
泡消火薬剤混合装置と泡消火薬剤貯蔵槽は、一体となって比例混合するので、直近の位置に取り付けられます。
末端試験装置は何の為に付いているのですか、またその構造は?
流水検知器が正常に働くか否かのテストを行う為に付いています。構造は末端試験弁のバルブを開けることでスプリンクラーヘッドの最低流量の水を流し、流水検知装置が正常に働くかをテストします。
蓄電池設備について教えて下さい。
1.蓄電池設備のバッテリーは、ニカド電池を使用しており周囲温度にもよりますが、通常寿命は5年です。5年で全てダメになる訳ではありませんが、所定の電圧や、電流が出ません。
2.電源部は、一般的な、トランス式ではなく、スイッチング電源を使用しております。内部の電解コンデンサが一番弱く、通常寿命は、8年くらいです。徐々に弱っていきます。安全率を見て、大き目の電解コンデンサを使用している為、10年位だと所定の電圧が出ておりますが、10年以上になると電圧が出なくなり、バッテリーへの充電が出来なくなります。 又、制御盤への電気供給も出来なくなります。
屋内消火栓等にポンプ起動押しボタンがあるが、ポンプの停止は何処でするのか
システムにより異なりますが、ポンプの停止はポンプの近くにあるポンプ制御盤で行います。むやみにポンプを止めることの無いようになっています。
消火設備の税法上の耐用年数は何年ですか?
建物付属設備 消火、排煙、災害報知、避難設備は8年となっています。