PFOS含有消火薬剤について
PFOS含有消火薬剤の交換を推奨します
消火薬剤の原料等に使用されているPFOSは、化審法の改正により2010年4月より製造・使用等が規制(事実上の禁止)されました。
補充のための消火薬剤は製造を中止しているため、PFOS含有消火薬剤の交換をお奨めいたします。
PFOS(ピーフォス)規制
と動向について
- PFOSとは?
- PFOSの正式名は「ペルフルオロ(オクタン-1-スルホン酸)」と言い、残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約第4回締約国会議において規制されました。非常に分解されにくい特徴を持つことから環境への残留性及び人体への蓄積性が問題視されています。
- どんな消火薬剤に含有されていますか?
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水成膜泡消火薬剤や中性強化液等の界面活性剤の原料として使用されておりました。
弊社販売品につきましては、PFOS含有製品一覧(ハツタ)をご覧ください。
- 既設置のPFOS含有消火薬剤は?
- PFOSを含有する消火薬剤や機器については、速やかにPFOS非含有製品に交換することが望ましいですが、火災時の消火を目的に設置、使用する場合は継続して設置・使用することが可能です。
- PFOS含有消火薬剤の廃棄方法は?
- 「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」及び「PFOS含有廃棄物の処理に関する技術的留意事項」(環境省)に基づき、特定の産業廃棄物処理会社または消火器においては広域認定制度に基づき廃棄処分します。詳しくはお問い合わせください。
- 行政・世間の動きは?
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防衛省は2022年3月、消防庁は2023年3月までに保有しているPFOS含有消火薬剤を交換する計画です。
またPFOS含有消火薬剤の漏洩事故がマスコミ報道される事例が増えております。
漏洩等の事故を防ぐ意味でも速やかな交換を推奨いたします。
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